エンジニア業界も長くなってきたどんまです。プロフィールを深掘りしつつ、「どう生き延びてきたか」「これからの成長戦略」を語ります。
この記事では、未経験からエンジニアになり、AI時代を経験した私が「技術だけでは生き残れない」と考えるようになった理由と、現在実践している5つの戦略を紹介します。
技術を盲信して勉強し続けるだけの戦い方に限界を感じた私が、なぜこの5つの結論に辿り着いたのか? その理由をお話しします。
時は高校生。スマホでWEBサイトを公開する
時は高校生1年生。
当時「太鼓の達人」が好きすぎて「自分で攻略サイト作れば見返す時便利じゃね?まとめサイトも少ないから競合も少ないし需要あるのでは・・・」と安直な考えで作ろうと決意します。
当時アルバイトで稼いだお金でスマホを契約しました。Android2.3のバージョン時期のスマホです。

当時の開発環境は「EXファイルマネージャー」でのファイル管理と、FTP転送のみ。Androidのメモ帳で書いていたので、文字の配置はグチャグチャで、可読性はゼロ。今考えると地獄のような環境ですが、当時はそれで開発していました。
やり方はいたってシンプルで、メモ帳で編集→サーバにアップロード→ブラウザで確認→また修正、の繰り返し。今なら数分で終わる作業に、当時は何時間もかけていました。
ありがたいことに、公開した攻略サイトはアクセスがとても有り高校生のお小遣いには嬉しい収入がありました。当時は公開するだけで楽しかったですし、自分の作ったサイトから収入入ってくるのが嬉しかったですね。
その後アルバイト代を貯めて自作PCを組み立てて、見やすい用にサイトを整えたり試行錯誤していた時期もありました。
同時期にブログも書いてました。

今振り返ると、この頃に「作って公開する習慣」が身についたことが、今の自分の土台になっています。
社会人は接客業をしていた
高校を卒業してから接客業の会社で働いていました。
社会人から数年後に一人暮らしもしていますが、ブログはずっと継続していました。
今思えば何かを言語化する習慣が高校生の時からあったのかもしれないですね。
いままで無料のサーバを使っていましたが、2017年に初めてドメインを取得してちゃんとしたサイトを作ることにしました。
ブログスタイルは高校生のときから変わって無いですが、ある時に2020年に事件が起きます。
ある日、テーマをいじっていたら原因不明のエラーが発生。直しても直しても解消せず、あれこれ触っているうちに、とうとうデータが復旧不可能な状態になってしまいました。
当時の自分はHTMLを触れる程度で、プログラミングの知識はほぼゼロ。バックアップも取っていなかったので、為す術なく「もう1から作り直すしかない」と腹を括ることに。今思えば、これが後にちゃんと勉強しようと思うきっかけの一つだったのかもしれません。
ここからブログの更新内容を現在風に変えてます。より質を重視するようになっています。
ただ記事を更新するのが大変というのと、今までのデータが消えてしまってモチベが以前より減ってしまいました。





ブログだけは辞めずに更新していました。この継続が、あとから思えば一番大きな資産です。
転勤先でエンジニアと会う
転勤先で、運命的な出会いがありました。ある取締役の方が、こう言ったのです。
「私はローマ字入力すらできなくて、PCもロクに触れなかった。それでもこの業界で働いている」
衝撃でした。「え、プログラムって誰でもできるものなの?しかも稼げるし、夢があるじゃないか」——当時の自分にとって、それは業界の見方が変わる一言でした。
転勤先の店舗が他社に買収されることになり、転勤するよと当時の上司に告げられました。
私は会社にも不満が色々たまっており、この先この業界で働いても自分の人生成長しない、夢がないと思い思い切って転職をすることを決意しました。





転職して不安もある一方、未来の自分が楽しみになります。
転職先は監視業務
ただすぐにはプログラミングを習得出来ないので、一旦就職活動します。
幸い、転職活動はスムーズに進みました。新卒から一度も辞めずに勤め上げた実績と、面接で見せた本気度が評価されたのだと思っています。
エンジニアの経験を積みたかったので未経験でも働けると謳ってる会社に応募し、派遣会社で働きました。派遣先はサーバ監視業務をしました。結構有名な通信系会社です。
交代制で勤務してその中で先程出会った取締役の人にプログラミングを教えて頂きました。





教えていただける環境があるのはありがたき幸せで感謝。最初はProgateというサイトから基礎勉強しました。
開発業務を行う
最初の一年は本当に何もできないポンコツでした。
エラーの意味も分からず、先輩に聞いても理解が追いつかず、ただただ手を動かすだけの日々。
現場の色々な人に助けてもらいながら、ようやくプログラムが「理解できた」と言えるようになるまで、丸1年かかりました。
分からないことは当たり前で日常茶飯です。本質はどう物事を捉えるかが大切だと思っています。
AIが登場したてのころ
ChatGPTが登場した時、業界に激震が走りました。とはいえ、当時はまだ実務で使い物になるレベルではなく、「面白いけど、まだ先の話だな」というのが正直な感想でした。
自分の仕事にどう影響するかなんて、この時点では全く考えていませんでした。ブログを更新したり、ハッカソンに参加したり
とにかく色々な経験を積むことを大事にしていた時期です。
AIが賢くなりすぎて関わり方を考えはじめる
業務でもAIが当たり前に使われるようになり、向き合い方が変わってきました。
最近特に強く考えるようになったのが「プログラミングをすることに、まだ意味があるのか?」という問いです。そして、その先にあるのは「人間にしかできない価値とは何か」という問い。
AIの進化が進みすぎて知識を技術トレンドを追うだけの知識や、情報の希少性が薄くなりました。
ブログの向き合い方も、これを機により慎重になりました。自分が実際に体験したこと、人間にしか出せない表現、AIには真似できないことを書く。AIが賢くなっても自分が表現できることが自分の価値を上げると思っています。
それを今の目標にしています。





このサイトも出来るだけ実体験を書いたり、他人には書けないような記事に出来るように心がけています。
AIと抗う
よくよく考えると、自分が書いた記事がAIの学習データとして使われるのは、なんだか嫌だなと感じるようになりました。特にクリエイティブな活動をしている人ほど、この学習に対する嫌悪感が強いように感じます。
「じゃあAIに対抗する手段を自分で作ってやろう」
そう思って作ったのが、WordPressプラグイン「SmartAccessControl」と、ミステリーゲーム「偽り綴り」です。




「SmartAccessControl」は単にAIをブロックするだけでなく、AI時代の情報発信の主導権を人間に取り戻すためのアプローチです。
偽り綴りは、人間には見えないけれどAIには読めてしまうテキストを仕込むという、人間とAIの情報の非対称性を逆手に取った仕掛けを盛り込んでいます。


AIに「喧嘩を売る」というより、「対等に渡り合ってみる」という感覚に近いかもしれません。





実は「偽り綴り」はかなり私の中で初の試みで、今まで誰も思いついてなさそうで実験的な側面が強いです。色々な意図が裏ではあるのです。
イベントに出展
偽り綴りをAI系のイベントに出展することにしました。そこで色々な気づきがありました。


今の世の中は、まるで「AIを使わないと生きていけない病」にでもかかっているかのように、日常のあらゆる場面でAIが使われています。正直、少し食傷気味になる瞬間もあります。
でも一方で、AIを使わずとも自分の表現を貫いている人たちもたくさんいる。この差は一体何なんだろう、と考えるようになりました。
「自分が作りたいと思ったものを完成させる」
「自分が楽しいと思えるものを作る」
「楽しく活動していれば、自然と良い出会いが増える」
高校生の頃の初心に、もう一度戻る必要があるのかもしれない。そう決心しました。





自分を大切にすることの重要性を改めて感じた時期がきたのです。
これからの戦略
振り返ってみると、最初は言われるがままシステムの監視業務(エラーが発生するかを見守る仕事)からスタートし、色々な技術経験、AIまで何でも貪欲に触ってきました。
そんな私が、激変するAI時代を前にして気づいたことがあります。それは、『ただ技術を盲信して勉強し続けるだけでは生き残れない』ということです。
エンジニアは勉強し続けなければ生き残れない、という呪文を唱える人がいますが、最近はこの戦い方は危険だと思っています。
もちろん、最低限の技術のキャッチアップや、プロとしての基礎勉強を否定するつもりはありません。
ただ、エンジニアは勉強し続けなければ生き残れない、という呪文のような戦い方には、最近危うさを感じています。
大事なのは、自分がどんな経緯で人生を歩んできたかを軸に、未来の自分を設計すること。
技術書を丸暗記するような勉強や、使わない技術をとにかく頭に詰め込み続けるような戦い方は、正直もう限界があると感じています。それよりも、自分自身を大切にしながら戦える方法を選びたいです。
だとすれば、ずっとエンジニアの道だけを考えて勉強し続ける必要はないはずです。
ではどうするか。
以前、『私がQiitaやNoteなどの投稿を撤退した「3つの理由」』という記事で、なぜ他人のプラットフォームに頼らず自分の場所で発信するべきかを語りました。
AI時代においては、この「自分の資産を持つ」という考え方がさらに重要になってきています。
では、具体的にどうやってその資産を創り、生き延びていくのか。私が選んだ戦略は以下の5つです。
「クリエイティブな活動をする」: AIには真似できない、自分だけの表現を作る。
「色々な人に認知してもらう」: 技術力だけでなく、人としての信頼を積み重ねる。
「コミュニティを作る」: 一人では作れない資産を、仲間と一緒に育てる。
「自分にしか作れない何かを創る」: 代替不可能な価値を持つ。
「人の感情を動かす」: 誰かの役に立てたこと、この出会いがあって良かったと思える小さな瞬間を積み重ねる。
これがこれからの自分の戦い方だと思っています。エンジニアという肩書きだけで生きていくのは、正直これからの時代はリスクでしかありません。
また世の中で困っていることは無いか、他人の視点でみると違った世界線が無いかなどを常に考えるといいと思います。
未来の自分に
ちなみに私には「世界一のゲーセンを作る」という大きな夢があります。
今回書いたような紆余曲折も、その夢に向かうための経験の一つなのかもしれません。まだまだ積むべき経験はたくさんありそうです。
AIの進化に怯えてただ技術書をめくり続けるのか、それとも自分の「好き」や「創りたいもの」のために技術を道具として使い倒すのか。
私は後者を選びます。一度きりの人生、エンジニアという肩書きを越えて、変化を全力で楽しんでいきたいと思います。





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